今回は「懐かしい味」の悲喜こもごも

今回は、「懐かしい味」の悲喜こもごもを書いてみたい。

 まずは「悲」の方から。

 子供の頃に良く美味しいと言って食べていたけど、今はそうでもないというものはないだろうか?

 青森県出身の k-ogasa のそれは「けの汁」。

【参考のクックパッドレシピ】

津軽の郷土料理 けの汁 by けんたまはる http://cookpad.com/recipe/4032483 #cookpad

 大根・山菜・こんにゃく・昆布なんかを荒微塵に切って、味噌や醤油で味付けした料理で、正月明けに食べる。和風ミネストローネと言えなくもないが、どちらかというと七草粥的な意味合いのものだろう。

 子供の頃は、昆布の出汁が効いていて、おせち料理に飽きた時期に出てくるものだから、美味しいと思って食べていた。

 しかし、秋田県民の会社の先輩は「美味くない」という。理由は、肉・魚が入っていないから。確かに、初めて食べる人には素朴すぎて物足りないだろうな。

 k-ogasa 自身も、積極的に食べたいわけではない。年末始の帰省の折に母親が作ったものを、親孝行として食べるという程度だ。

 材料の切り方を変えたり、味付けをアレンジしたりすれば、生まれ変わるようにも思うが、このままでは時代の移り変わりの中で廃れていき、郷土料理屋でたまに出てくる珍しい料理になっていくのだろう。親孝行できる間は、食べることにしよう。

 次は「喜」の方。

 時々行く商店街に「パンケ」というラーメン屋さんがある。この名前を見て、アイヌ語の響きを感じて北海道の味噌ラーメンをすぐに想像し、前々から行ってみたいと思っていた。

 k-ogasa はアイヌ語はもちろん話せない。しかし、コロポックル(アイヌ語でふきの下の小人の意味)の民話はお隣の秋田だし、年寄りは小刀のことを津軽弁でマギリ(アイヌ語でマキリ)というように、何となくアイヌっぽいな感じるセンサーはあるようだ。

 実際 Wikipedia で調べてみると、「パンケ」は「川下の~」という意味であった。

【参考 Wikipediaアイヌ語の語彙一覧】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E8%AA%9E%E3%81%AE%E8%AA%9E%E5%BD%99%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.83.8F.E8.A1.8C

 さてこの「パンケ」、先日やっと行くことができた。出てきたラーメンは、やっぱり北海道味噌ラーメン系であり、うれしくなってしまった。

 青森県でラーメンと言えば、今では「煮干し系」か「味噌牛乳カレー系」が有名である。もしかしたら今後は「十和田バラ焼き系」なんていうのも出てくるかも知れないが、k-ogasa 的な青森のラーメンは「支那そば系」か「味噌ラーメン系」なのである。

 弘前市の高校に隣町から通学していた土曜日の昼、下校時に昼食にラーメンを良く食べたのだが、「室蘭」と銘打たれたもの。

 今「室蘭ラーメン」で検索すると、カレーラーメンがたくさん出てくるが、当時はカレー味ではなく味噌ラーメンであった。

 しかも「札幌」ではなく「室蘭」だった。未だに違いは分からない。味噌をベースにした甘めの味付け、ニンニクとショウガが効いていて、懐かしのラーメンといえは、この味を思い浮かべる。そして「パンケ」は、この時の懐かしい味がするのだ。

 思い出の味は、その人にしか味わえない一番贅沢なものであることに、改めて気がついた。

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デジカメで、花と写真を楽しんでいます。感じたものが、少しでも伝えられたらいいなあと思います。

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