孫太郎虫くん

 先日、東京都台東区の鳥越神社に行く道すがら、こんな看板を見つけた。

 「蛇善」という明治17年創業の、なんというか、日本的漢方薬・生薬の卸業者らしい。

【蛇善】

http://www.hebizen.co.jp/sp/

 確かに k-ogasa は年齢的にも色々弱ってきているが、こうしたものを積極的に摂取したい訳ではない。

 この中で目をとめたのは「孫太郎虫」。「孫太郎虫」はヘビトンボの幼虫のことで、ザザムシとも呼ばれ、子供の疳の虫に効く漢方薬・生薬らしい。

【参考 ヘビトンボ ウィキペディアより】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C?wprov=sfla1

 しかし、k-ogasa の記憶する「孫太郎虫」は、もっとスピリチュアルなもので、「虫」というよりは「蟲」である。

 k-ogasa の幼少期は、疳が強く、とても落ち着きのない子供だったらしい。痩せっぽっちで体が弱い記憶はたくさんあるが、落ち着かないのは記憶にない。ただ母親から、子供の頃から現在に至るまで、繰り返し終始一貫して落ち着きがない子供だったと言われ続けるところをみると、たぶんそうなのだろう。家族3代で暮らしていた頃、夕食時に5人分の食器類を並べると、すぐに食器で遊びだし、あっちへやったりこっちへやったりとグチャグチャにしてしまうことしばしばで、食べる直前でないと食器を並べられなかったんだと、終始一貫したクレームが今でも入る。

 現在の k-ogasa は、そんな過去があるなんて想像もつかないくらいに更生して落ち着いた大人の佇まいを醸し出しているのだが、このクレームに時効はないらしい。

 母親は、そんな疳の強い子供から疳の虫くんを追い出すべく、民間のまじない師のもとに連れて行き、何やら祈祷らしきことをしてもらったところ、手から白いフヤフヤしたものが出てくるのを見たと証言している。津軽地方では、このフヤフヤのことを「孫太郎虫」と呼んでいる。

【参考 疳の虫 ウィキペディアより】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%B3?wprov=sfla1

 まあ、物心つく前なのか、全く記憶には残っていないし、「孫太郎虫」くん退治をした後、何か変わったのかというと、相変わらず体は弱いままだったから、真偽のほどは不明だ。

 では、何をきっかけに変わったのかというと、高校生の頃の度重なる手術・入院ではないか思う。この時に使った抗生物質あたりで「孫太郎蟲」くんは退治され、今のように穏やかな佇まいになったに違いない。

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