サツキの咲く頃

 サツキ・ツツジの咲く時期になった。
 この時期、何年かに一度ばあちゃんのことを思い出す。馬鹿な思い出とともに。

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 k-ogasa が小学生の頃、ばあちゃんは、お庭にツツジを綺麗に咲かせていた。田舎のやたらと広いお庭のあちこちに、何株ものツツジが、こんもりと赤い花の小山を作っていた。もしかしたら、白いツツジもあったかも知れない。
 馬鹿な孫の k-ogasa は、満開に咲いたツツジの花を、ひとつひとつ丁寧にむしり取っていた。花の根元の蜜をチュウチュウとしゃぶるために。ばあちゃんが丹精込めて咲かせたツツジを、あっという間にむしってはチュウ、むしってはチュウしていた。今となっては怒られたかどうかも、記憶に残っていない。そのくらい、馬鹿だった。

 当然ながら、ばあちゃんがどんな手入れをして咲かせていたかなんて、記憶しているはずもないし、とっくに死んでいるので、追いかけて行って聞くわけにもいかないが、生垣とかに普通に植えられ、普通に咲いているので、ほったらかしで良いと思っていた。
 
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 ところが、現在のお庭のサツキは、咲く気配はおろか、年々木が小さくなっていく始末。咲いたのは植えつけた最初の2年だけで、この2年で生産者さんの貯金を食いつぶし、それ以降は申し訳程度にしか咲いてくれない。

 母親に聞いてみたら「土が冷えなんだ」という答えが返ってきた。とっても???なので、もう少し話を聞いてみたら、「有機質が少なく固く締まっている土」ということらしい。
 植え付けエリアを30~50cmくらい掘り起し、底に赤玉土と腐葉土を入れ、掘り返した土をふるいにかけて、石ころやらボルトやらを取り除いて植えつけてみた。1年たっても、状況はさほど変わらない。
 ネットで調べたら酸性の土を好むらしいので、今年は鹿沼土を使ってみた。多くの草花は、どちらかといえは酸性を嫌うので、プランターに隔離しておく。実家のお庭は、いろんな植物がサツキと一緒に植えられていたので、あまり意味はないのかも知れないと思いながらも、やれることはやっておこう。

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 さてどうなるか、来年にならないと、その結果は出ないだろう。もし、こんもりと花をつけたら、ばあちゃんを思い出しながら、少しだけむしってチュウチュウしてみようと思う。
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