世界遺産の湖たち(十二湖紀行 その1)

 都内で働く k-ogasa が良く言われるのは、青森県出身なら当然「寒さに強い」「お酒が飲める」「スキーはセミプロ級」「リンゴの皮を切らずにむける」ということなのだが、「リンゴの皮むき」以外はまるでダメである。
 話題になるたびに言い訳することにも疲れ気味で、ローカルハラスメントという考えを新たに提唱したいくらいだ。
 少しお疲れ気味なオープニングになったが、言いたかったことは、青森県産民であっても、出来ないことや、行ったことがない名所もたくさんあるということ。

 そこで、帰省ついでにこれまで行けていなかった場所に、写真撮影がてら行ってみようかと思い立った。
 とはいえ、天気予報は曇り~雨。まあ今回は無理せず次回にしような~んて考えていたら、日頃の行いが良いせいで、朝からやけに天気が良い。天気が良いなら、世界遺産の白神山地にある「十二湖」に行くしかなくなった。

 天気が良いのに何だか歯切れが悪いのは、十二湖が遠いからに他ならない。片道で、列車なら新青森駅から3時間、弘前駅から2時間半、車なら実家から約2時間ノンストップという感じ。日頃の行いが良いのだから、気合いを入れて出発しよう。

 十二湖は、1993年に世界遺産(自然遺産)に登録された白神山地の一角で、長時間歩かなくても行けるところにある。大きさや色合いが違ういくつかの湖があり、そのひとつの「青池」は、特に色合いが独特で有名。
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 2両編成のJR五能線を横目に見ながら、のどかな田園と広々とした海沿いの国道101号線をのんびりドライブ。途中、母親が行きたいという道の駅に寄り道しながら、約3時間で到着した。
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 白神山地のブナの森は、ちょうど新緑の時期だ。辺りに、鳥や蝉の声が充満している。藤の花や山桜(?)がそこかしこに咲いている。

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 画像は、落口の池。
 すぐそばに十二湖庵というお茶屋さんがあり、回った中では、唯一水が流れ込んでいる湖。
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 対岸は藤の花が盛りで、広々とした開放感たせせらぎが心地良い。
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 ここは、鶏頭場の池。
 回った中では一番大きく、とにかく緑色だった。k-ogasa には真緑に見えたが、他のブログでは青緑ともあるので、その時々で見え方が変わるのかも知れない。開放感があり、陽の湖と感じた。
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 ここは、沸壺の池。
 お茶屋さんから少し森の中のに入ったところにある、やや青みがかった小さな湖。舗装されていないハイキングコース上にあるためか、ガイドが付いた団体が、森の中から現れては、記念撮影して過ぎていった。天気が良くて気温が上がったので、森の中かといっても、歩いたらかなり汗をかくなあと、苦笑いしていた。
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 最後は、青池。
 辺りからは鳥の声も聞こえるのだが、観光客がたまたまいなくなったこともあり、とても静かな印象を受ける。写真では分かりにくいが、靑よりは瑠璃色に近い。落口の池や鶏頭場の池が陽なら、ここは陰と言って良い。
 たまたま紋白蝶が一頭だけ舞っていたのが、メルヘンの世界に吸い込まれたような感じで、しばらく目で追いかけてしまった。

(その2につづく)
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